就活解禁 ( しゅうかつかいきん )とは?
就活解禁とは、大学生や大学院生の就職活動が始まること。経団連が定める指針では、企業が学生に対して採用活動を開始できる時期を、卒業年度直前の3月1日以降としていることから、3月1日が就活解禁日となる。
経団連が2014年9月に発表した指針では、企業が会社説明会などを開く採用広報活動の解禁日を大学3年生の3月1日、面接などの選考活動の解禁日を大学4年生の8月1日としており、加盟企業に順守を呼びかけている。なお、対象となるのは、2016年度入社以降の採用活動である。従来、経団連が倫理憲章として定めるルールでは、採用広報活動の解禁日が大学3年生の12月1日、選考活動の解禁日が大学4年生の4月1日となっていた。だが、学生の就職活動の早期化や長期化によって学業に悪影響が出ていることから、採用スケジュールを3カ月後ろ倒しすることになった。
ただし、経団連の指針に従わなかった企業に対する罰則はなく、経団連に加盟しない企業も多いため、新しい採用スケジュールが徹底されるされるかどうかは不透明である。また、選考期間が短くなることに対し、学生から不安の声も出ている。