家内労働法 ( かないろうどうほう )とは?

家内労働法とは、家内労働者の報酬の最低額や安全衛生などを管理する法律のこと。家内労働者の労働条件の向上や生活の安定を図ることを目的にしている。業務を委託する者は家内労働法にもとづいて、家内労働者との間のトラブルの発生を防止するために、仕事内容や報酬などの委託条件を明記した家内労働手帳を交付しなければならない。

家内労働法では、物を製作、加工する労力に対する手間賃である工賃の支払確保が義務づけられており、工賃は、現金で全額を支払うこととなる。ただし、家内労働者の同意がある場合には、郵便為替の交付や銀行などの金融機関への振込で支払うことも可能。家内労働者から製品を受け取って1ヶ月以内に工賃を支払わなければならないが、毎月一定期日を工賃計算の締日として設定している場合には、締日から1ヶ月以内に支払えばよい。

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