外国為替銀行 ( がいこくかわせぎんこう )とは?

外国為替銀行とは、外国為替銀行法によって大蔵大臣の認可を受けて外国為替取引および貿易金融を営むことができた銀行のこと。1998年の外国為替銀行法の廃止により、該当する銀行はなくなり、誰でも為替取引ができるようになった。外国為替銀行は、1954年に外国為替銀行法が公布施行され、東京銀行に初めて認可がおりた。在来の銀行は「甲種および乙種外国為替公認銀行」とよばれ、在日外国銀行がこれと同じく扱われていた。外国為替銀行と甲種外国為替公認銀行は為替業務に関して、前者は貿易に直接関係のない業務は認められていなかった点以外、とくに変りはなかった。外国為替銀行を根付かせるために、政府としては政府手持外貨の大蔵大臣勘定(MOF勘定)を日本の銀行では唯一、東京銀行に開設していた。

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