売出株 ( うりだしかぶ )とは？

売出株とは、不特定多数の投資家に対して、均一の条件で、既に発行されている有価証券の売付けの申し込みや、買付けの申し込みの勧誘をすること。不特定多数とは具体的に、50人以上を指す。条件が均一でない、あるいは50人以上の投資家を対象としないなどの場合は、これに該当しない。また、新たに株式を発行する場合は「募集」という。

典型的な例としては、株式を公開する場合などに、創業者や親会社などの発行会社の大株主が保有している発行済み株式を、証券会社を通じて均一の条件で不特定多数の一般投資家に取得させる例が挙げられる。

発行会社は株式の流動性を高めたり、上場基準を満たすため個人株主数を増やしたりすることを目的として、売り出しを行う場合が多い。