売り手市場 ( うりてしじょう )とは?

売り手市場とは、売り手(販売者)に有利な市場状況のこと。

需要が供給を上回る場合には、購買行動において買い手は商品を自由に選択できず、売り手に有利な価格や条件での取引が成立しやすくなる。

この対義語としては「買い手市場」がある。こちらは供給が過剰で、買い手(購買者)が自由に選択して購買できる市場を意味する。そのため買い手に有利な価格や条件での取引が成立しやすい。一般的に現代社会は買い手市場とされる。

また、これらの言葉は雇用などにおいても用いられる。例えば、求人数が就職希望者より多い場合、労働力を売る就職希望者(売り手)に有利な市場といえる。そのため、このような場合にも「売り手市場」と表現される。逆に雇用において「買い手市場」というと、労働力を買う企業側に有利な市場を意味する。

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