商工会議所 ( しょうこうかいぎしょ )とは?
商工会議所とは、地区内における商工業の総合的な発展を図り、兼ねて社会一般の福祉増進に資するため、2009年4月現在、全国で515の商工会議所がそれぞれの地域で活動しており、会員数は約138万にのぼる。
資金、人材、ビジネスチャンス、創業など、多彩な経営支援や地域振興、まちづくり活動などを通し、活力ある経済社会をめざす政策活動を行っている。日本の商工会議所は、1878年に東京、大阪、神戸で設立された商法会議所が発端であり、主要都市に相次いで設立。1892年に結成された商業会議所連合会を1922年に改編、常設の機構・事務局を持つ日本商工会議所が誕生。1954年に商工会議所法に基づき特別認可法人として改編され、全国にある商工会議所を総合調整し、その意見を代表する現在の日本商工会議所(日商)に至っている。
商工会議所とは、地域を基盤とし、あらゆる業種・業態の商工業者から構成された会員からなり、公益法人として組織や活動などの面で強い公共性を持つものであり、世界各国でも組織されている国際性のある団体である。企業活力の増進、魅力ある地域経済社会の創造に向け、日本商工会議所と各地にある商工会議所が連携して活動を行っている。
例えば、簿記や販売士、珠算といった検定試験を実施することや、経済、政治、社会問題などさまざまな出来事が生じた場合にその都度、経済団体記者会などの求めに応じて会頭コメントを発表する政策提言活動、LOBO(早期景気観測)調査なども行っている。また、会員特典があるほか、行政機関に対する要望活動なども行っている。