健康経営銘柄 ( けんこうけいえいめいがら )とは?
健康経営銘柄とは、東京証券取引所と経済産業省が共同で選定した、従業員の健康を大切にしている上場企業の銘柄のこと。2012年より東京証券取引所が実施している「日本経済応援プロジェクト」の一環で選定が行われ、2015年3月25日に発表された。
従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践するという「健康経営」に取り組む企業を選定するもので、従業員の健康だけでなく、利益などの財務面も評価の対象となった。健康に配慮した経営に取り組む企業は組織を活性化でき、ひいては将来的な企業の業績や株価の向上にもつながるという観点から、投資価値のある銘柄だとしている。東京証券取引所の上場企業のうち、22の業務区分ごとに1社ずつ選定され、アサヒグループホールディングスや第一生命保険などの22社が選ばれた。
東京証券取引所では、健康経営銘柄以外にも多彩なテーマに沿った銘柄の選定を実施しており、2012年8月には、優れた特許を持つ企業の銘柄を選ぶ「特許価値銘柄」を発表した。また、女性の人材を積極的に集めている企業を選ぶ「なでしこ銘柄」というテーマ銘柄もあり、2012年より年1回、選定を行っている。