個別貸倒引当金 ( こべつかしだおれひきあてきん )とは?

個別貸倒引当金とは、貸借対照表に計上される、売掛金貸付金などの金銭債権に対し、破たん懸念先、実質破たん先、破たん先に分類される債権(個別評価金銭債権)に対して、個別債務者ごとに将来の取立て不能見込額を見積もったもの。債務者ごとに計上される引当金であるため、個別貸倒引当金という。実際に売掛金や受取手形などが回収不能となった場合には、その債権の金額を貸倒損失として費用計上し、貸倒引当金相殺する。見積計算ではあるが、法人税法上では貸倒損失としての性格もある。

貸倒引当金には、個別貸倒引当金と一般貸倒引当金の2種類あり、正常先や要注意先に分類される債権に対して債権区分ごとに計上する引当金のことは一般貸倒引当金という。

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