予算関連法案 ( よさんかんれんほうあん )とは?

予算関連法案とは、予算に盛り込まれた事業の執行にかかわる制度設計を盛り込んだ法案の総称。税制改正法案や赤字国債発行に必要な特例公債法案などが挙げられる。

予算関連法案は一般の法案と同様に、衆議院での可決後に参議院で否決された場合は、成立には衆議院の3分の2以上の賛成による再可決が必要となり、3分の2未満の賛成の場合には法案は不成立となる。

予算案の場合は、与党が過半数を握る衆議院で可決され、参議院に送られた後、30日以内に議決されないときは、自然成立することが憲法で規定されている。よって、参議院で否決されても衆議院で可決されれば成立することになる。しかし、予算関連法案が成立しないと実際には執行できない事業も多く、与党が参議院で過半数を握っていないねじれ国会などの場合は、予算関連法案を参議院でも成立させるための与野党での調整が行われることとなる。

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