中継貿易 ( ちゅうけいぼうえき )とは?

中継貿易とは、輸出国と輸入国とは違う第三国が、間に入って中継する貿易のこと。また、その貿易を中継すること。他国から輸入した貨物を一定期間内に別の国に輸出することであり、中間貿易とも呼ばれる。輸入した貨物を加工せずに原形のまま輸出することに加えて、保税地域で加工を行う場合も含まれる。中継を行った国は手数料や加工賃を得られる。

国交の問題で直接貿易が困難な場合に、双方に国交のある国が中継として入り取引を行えるほか、中継国を入れることで関税が安くなる場合もある。なお、中継貿易を行うために、外国から貨物を輸入したり、外国へ貨物を輸出する際には、税関に対して輸入および輸出の申告を行い、許可を受ける必要があり、課税が行われる。

輸出国から輸入国への貨物の直送ではなく、第三国へ一旦輸入され、再び輸出されるため、貨物が直送される仲介貿易とは異なる。

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