中期財政フレーム ( ちゅうきざいせいフレーム )とは?
中期財政フレームとは、政府が毎年夏に改定して公表する翌年度から3年間の予算編成の枠組みのこと。新規国債発行額や国債費以外の歳出の額などを決定する。1年ごとに改定される。
2010年6月に菅直人内閣が閣議決定した「財政運営戦略」にもとづいて公表が行われている。財政運営戦略は、財政健全化に向けた基本方針であり、2021年度以降に国債などの残高が対GDP比で低下していく財政構造をつくることを目的にしている。
2010年度に決められた2011年度以降3年間の中期財政フレームでは、国債費以外の歳出を毎年71兆円以下に抑えることにしていたが、2012年度以降は東日本大震災の復興予算が10兆円以上に膨らむ見込みとなっており、歳出を71兆円以下に抑えるのは困難である。そこで、2011年度の改定では、復興予算を切り離して枠組みを決めることで、歳出を71兆円以下に抑えることは維持する方針となっている。
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