中国中信集団公司 ( ちゅうごくちゅうしんしゅうだんこうし )とは?
中国中信集団公司とは、中国政府が100%出資する投資金融会社のこと。銀行や証券会社などの金融部門を中心に、幅広い分野の会社を傘下にもつ中国最大手の総合金融グループを形成している。英語表記はChina International Trust and Investment Corporationであり、略称はCITICである。なお、中国語での略称は「中信公司」という。かつては「中国国際信託投資」という名称だった。
1979年に中国が改革開放経済へ舵を切った際の象徴的な存在であり、当時の中国トップであったトウ小平氏が設立を提唱した組織である。創設者かつ初代理事長は、後に国家副主席も務めた栄毅仁氏である。現在、香港、米国、カナダ、オーストラリアなどを含む国内外に銀行44社を持つほか、東京、ニューヨーク、カザフスタンに代表事務所を設けている。2007年には香港、上海の株式市場に上場を果たした。
ノンバンク金融機関を主とする金融分野が中心で、全体の企業資産の81%を占めている。実業分野はインフラ、エネルギー、不動産などの事業を抱えており、2006年にはカナダの石油会社を買収し、カザフスタンにあるカラジャンバス油田の採掘権を得た。
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