リーマンショック ( )とは?

リーマンショックとは、米大手証券会社のリーマンブラザーズ(Lehman Brothers)が経営破たんしたことによって世界の金融市場へ波及した大打撃のこと。

リーマンは、サブプライムローンにおける自己資本以上の貸付からの回収困難が原因となり経営状況が悪化、2008年9月10日に再建策を発表するも、 2008年9月15日、連邦倒産法第11章の適用を連邦裁判所に申請するとして事実上破綻した。負債総額は6,130億ドル(約64兆円)で、米史上最大とされる。

翌日の16日、FRBはAIG救済のためニューヨーク連邦準備銀行による850億ドル(約9兆円)のつなぎ融資を承認し、AIG株 79.9%を取得すると発表した。これは、リーマンに続く保険最大手のAIGが破綻することによるインパクトの大きさからの金融不安を防ぐために行われたとみられている。

リーマンに対する日本の金融機関の投融資額は、みずほフィナンシャルグループが約200億円、三井住友フィナンシャルグループが約100億円、三菱UFJフィナンシャルグループが約250億円と公表されている。

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