ユニットロード化 ( ユニットロードか )とは?

ユニットロード化とは、貨物を機械器具による荷役に適するよう標準化された単位にまとめて梱包して輸送・保管すること。と、国際的に遜色ない物流サービスを実現する施策を取りまとめた「総合物流施策大綱」(1997年4月4日閣議決定)で定義されている。

ユニットロードとは、荷物を大量に扱う場合に、コンテナ・パレット、容器などを用いて、ある標準の重量もしくは体積(取扱単位)にとりまとめ、さまざまな荷姿の荷物をひとまとめにして一つの貨物とすることで、荷役の機械化、省力化、迅速化、コスト低減が可能となる。また、コンテナやパレットを利用することで貨物の破損、汚損、紛失または盗難の防止、包装費の節約にもなる。

よって、日本ではユニットロード化の推進が、2001年から閣議で提唱されている。これによると、作業効率を向上させるとともに、高齢者や女性にも適した作業環境の構築に資する一貫パレチゼーションを中心としたユニットロード化を促進すること、その普及のための調査の実施、JIS規格パレットの共同利用・共同回収に資するパレットプールシステムなどの浸透、ユニットロード化に資する物流機器の導入及び施設の設置に対する支援などを図ることなどが示されている。

さらに、JIS規格化されたパレットによる「パレットシステム設計基準」の標準化を行い、加えて、T11型パレットの国際標準化や、それを基本としたJIS規格パレットのアジアにおける普及に取り組むことが提起されている。

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