バルチック海運指数 ( バルチックかいうんしすう )とは?
バルチック海運指数とは、乾貨物(石炭や鉄鉱石、穀物など)の外航不定期船の運賃指数のこと。世界的な海上運賃の指標である。
イギリスのバルチック海運取引所(The Baltic Exchange)が、世界の海運会社やブローカーなどから得た情報を基に算出し、毎営業日のロンドン時間で13時、日本時間で22時(サマータイム期間中は21時)に公表される。1985年を1000として、これを基準としている。株式市場では、特に海運株との連動性が高い。ただしBDIは指数であって、実際の取引価格ではない。
近年では、中国の鉄鉱石輸入に代表される新興国の資源や素材への需要拡大を受けて、原料輸送需要が高まっている。そのことを背景として、バルチック海運指数は上昇し、2007年の10月には初めて1万を突破した。
また、これ以外に指数を変動させる要因としては、積み下ろしのインフラ能力における過不足や、ハリケーンなどの気象変動などがある。これらにより船舶の運航が混雑すると、指数は上昇する傾向にある。
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