ノベーションネッティング ( )とは?
ノベーションネッティングとは、お金の受取りと支払いを帳簿上で相殺しあい、実際の取引金額を小さくするネッティング(差額決済)のひとつ。ノベーションネッティングは、同じ決済日、同じ通貨の複数の取引(債権・債務)を対象に差し引きして、新しく1つの債権・債務をつくるもののこと。オブリゲーションネッティングともいわれる。これにより、もともとの債権・債務はなくなり、新たな1つの債権・債務にかわる。
例えば、A社に対して100万円の債権と70万円の債務を持つ企業が、A社とノベーションネッティングを行うと、30万円の一つの債権になる。ネッティングの種類としては他に、ペイメントネッティング、クローズアウトネッティングがある。ネッティングには、取引に伴うリスクの低減、為替手数料や事務処理費用の削減、決済資金の削減などのメリットがある。
関連用語
- ネッティング
- ペイメントネッティング
- カウンターパーティ
- 決済
- クローズアウトネッティング
- BIS 【Bank of International Settlement】
- 債権 【receivable】
- 相殺
- 費用 【コスト】
- 差金決済