デュアルカレンシー債 ( デュアルカレンシーさい )とは?
デュアルカレンシー債とは、二重通貨建て外債。購入代金、利払い、償還のいずれかに異なる2種類の通貨を使用する。一般的には購入代金と利払いが円建てで、償還は外貨建てとする場合が多い。このとき、償還金のみ為替変動に伴うリスクが発生することもある。または購入代金と償還が円建てで、利払いが外貨建ての場合もある。後者を特にリバース・デュアル・カレンシー債と呼ぶ。こちらは利払いの際に為替リスクの可能性がある。どちらも金利の格差が大きい2種類の通貨を用いて行い、金利差益をもって資金運用者と資金調達者のメリットを図る。