ジョイントベンチャー ( )とは?

ジョイントベンチャーとは、特定の事業を実行するために、複数の企業が自社の得意分野である技術力や営業力、ブランドなどを持ち寄って作られる企業のこと。共同支配企業とも呼ばれる。これにより、一社では実行不可能な複雑・大規模な事業を行うことが可能になる。主に、ゼネコン業界で用いられるほか、海外企業進出の一形態として行われることも多い。共同で活動を支配する契約上の取り決めによって設立されるため、特定の参加企業が単独で支配することはできないと考えられる。そのため、日本の会計基準では持分プーリング法にしたがった会計処理が求められている。この方法は比例連結を原則とする国際会計基準と異なった処理であり、現在コンバージェンスが進められている。また、ゼネコン業界において設立されるジョイントベンチャーは、談合の温床になるとして、近年批判が高まっている。

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