ショールーム化 ( ショールームか )とは?
ショールーム化とは、消費者が実店舗で商品を見定めた後で、購入はインターネットの通販サイトで行うという傾向のこと。実店舗が通販サイトにとってのショールームのように使われることから「ショールーム化」と表現される。
同一商品の価格は、一般的に実店舗よりも通販サイトのほうが低くなることが多く、また、オンラインショッピングでは複数の通販サイトで価格を比較でき、より安く購入できるというメリットがある。一方、実際に商品に触ったり、店員から説明を聞けるのが実店舗の特長となっているため、結果として、実店舗を商品の見定めに使うというショールーム化が起こる。ショールーム化は欧米でも問題となっており、実店舗で商品を見た後、通販サイトで購入する行動のことは「showrooming(ショールーミング)」と呼ばれている。
通販サイトよりも人件費や土地代などが多く必要となる実店舗にとっては、通販サイトとの価格競争は不利であり、安易な値下げは業績悪化につながるため、ショールーム化に対する有効策は見出されていない。また、スマートフォンの普及により、自宅に戻らずに通販サイトを利用できるようになったことも、実店舗のショールーム化を加速させている。
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