ゴールデンパラシュート ( )とは?
ゴールデンパラシュートとは、敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収された企業の旧経営陣が、解任や退任へ追い込まれた場合に、通常よりも巨額の退職金を支払う仕組みを整備しておくこと。
これにより敵対的買収を行うと、買収された企業から多くの資金が流出することとなる。
このような仕組みを整備しておくことで、予め、敵対的買収者の買収意欲を削ぐことを目的としている。
逆に、買収をする側が巨額の損失を覚悟して、買収目的を達成させるために、買収される側の経営陣に対して巨額の退職金を支払うこともある。このよう場合でも、ゴールデンパラシュートと呼ばれる。
ただしこのような手法は、一般株主の利益を損ねるものであるという批判もある。
なお、旧経営陣ではなく、従業員に対して高額な退職金を払うことをティンパラシュートという。
関連用語
- ポイズンピル 【poison pill】
- デューデリ 【due diligence】
- 企業
- 敵対的買収
- 株式 【stock】
- ティンパラシュート
- クラウンジュエル 【重要資産の売却】
- ホワイトナイト 【white knight】
- TOB 【株式公開買い付け】
- パックマンディフェンス