ゴールデンクロス ( )とは?

ゴールデンクロスとは、株式や為替取引のテクニカルチャートの基本的な見方の1つで、基本的な指標のこと。チャート分析で、短期や中期の移動平均線が、中期や長期の移動平均線を、下から上に突き抜ける形に交差(クロス)している状態のことをいう。対義語はデッド・クロス。短期や中期の移動平均線が、中期や長期の移動平均線を下回ってクロスする状態のことである。過去一定期間での終値の平均値を毎日出して折れ線グラフにしたものを「移動平均線」というが、平均を出す期間により「短期線」(6日、25日、5週)、「中期線」(75日、100日、13週)、「長期線」(200日、26週)というふうに分けられる。例えば、25日(短期)の移動平均線が75日(長期)の移動平均線を突き抜けて交差している場合、ゴールデン.クロスしているという。ゴールデン.クロスすると相場が上昇期に入る可能性が高いといわれ、「買いのサインが出ている」といわれている。ただし、ゴールデン.クロスは、あらかじめ予想しやすいサインであるため、それだけを指標に売買すると、ゴールデンクロスをしたのに上がらないで、むしろ下がるというだましにあうこともあるので要注意。他の指標も組み合わせて考慮することがポイントである。

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