キャプティブ価格戦略 ( キャプティブかかくせんりゃく )とは?
キャプティブ価格戦略とは、価格戦略のひとつ。ここでは、まず主製品の価格を安く設定して消費者に購入させる。そのうえで、付随製品の価格を相対的に高く設定して、十分な利益確保を狙う。
例えば、プリンターの価格を低く設定したうえで、交換インクの価格を相対的に高く設定するなどの例がある。他にも、カミソリ本体の価格を低くし、替刃を高く設定する例や、インスタントカメラ本体の価格を低くし、フィルムを高く設定する例などが挙げられる。
この価格戦略をとることで、まず主製品を消費者へアピールし、固定客を確保することが期待できる。そのうえで、付随して消費される製品の需要を喚起し、安定的に購買させることで、十分な利益確保が狙える。