アームズレングスルール ( )とは?

アームズレングスルールとは、金融商品取引業者が親子関係にある法人と取引を行う際の規制のこと。親しい間柄の二者が手を取り合って互いの利益を追求し、第三者の利益を害すことがないように規制が設けられている。誰に対しても同じ腕の長さの距離を置くという意味で、「アームズレングスルール」といわれる。ファイアウォール(弊害防止措置)の一種である。

金融商品取引法上、金融機関は金融商品市場に参入するために子会社を設立できる。また、金融商品取引業者も銀行(信託銀行)子会社を設立できる。このような金融商品取引業者と親子関係にある法人との取引において、規制が設けられている。例えば、取引の公正を害する条件で、親法人や子法人と有価証券の売買を行うことは禁止されている。

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