生命保険料控除 ( せいめいほけんりょうこうじょ )とは?

生命保険料控除とは、その年の1月1日から12月31日まで生命保険に払い込んだ正味払込保険料(払込保険料から配当金を差し引いたもの)の一定額が所得控除の対象となり、所得税住民税の負担が軽減されること。

所得税は25,000〜50,000円、住民税は 15,000〜35,000円 の控除を受けることができる。

一般生命保険料控除の対象となる保険契約は、保険金受取人が本人、配偶者又は親族(六親等以内の血族又は三親等以内の姻族)のものなど条件がある。

個人年金(税制適格型)に加入の場合、一般の生命保険料控除とは別枠で所得控除の適用を受けることが可能。その場合、生命保険料控除額は一般の生命保険料と個人年金保険料をあわせて最高、所得税10万円、住民税7万円となる。

また、財形保険、保険期間が5年未満の貯蓄保険、団体信用生命保険などは対象外。払込期日が到来した保険料でも未払いの場合は控除対象にはならない。

給与所得者は12月の給与の支払いが行われる前日までに「給与所得者の保険料控除申告書」に「生命保険料控除証明書」を添付し勤務先に提出すると年末調整を受けることができ、手続き完了となる。また、勤務先で契約している保険会社に加入の際は、特に申告しなくても手続きしてもらえることがある。

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