執行役員制 ( しっこうやくいんせい )とは?

執行役員制とは、多くの問題が存在し形骸化していた取締役会を改革、活性化し、意思決定を迅速にするために、取締役の人数を大幅に削減し、業務執行の専門家として執行役員を導入した制度。執行役員は取締役会によって選任され、経営業務の執行を行う責任者となる。コーポレートガバナンスの観点により、経営方針の決定および業務執行に対する監視機能と経営業務施行を分離した。ただし、委員会設置会社における「執行役」とは法律上異なるもの。この制度は1997年にソニーが導入したのを契機に、わずか数年間で大企業の半数で採用されるようになった。

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