種牛 ( たねうし )とは?

種牛とは、品質の高い肉牛を得るために精子を提供する雄牛のこと。種牛は優秀な遺伝子を持っており、家畜改良増殖法に基づき種牛としての認定を受けている。全国で2,000頭未満であり、種牛の数は限られている。種牛によって種付けされ、生まれた子牛は、高級和牛ブランドの肉牛として全国に出荷される。

2010年5月、宮崎県で牛などの家畜に口蹄疫が広がった際、49頭の種牛が殺処分の対象となった。49頭の種牛に直接感染が確認されたわけではないが、家畜伝染病予防法に従い殺処分の対象になった。宮崎県は県のブランド牛を生産する上で重要な種牛であることから、例外措置を求めたが、受け入れられなかった。

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