益金算入 ( えききんさんにゅう )とは？
益金算入とは、法人税の申告調整の際、会社の利益計算では収益ではないが、税法上は益金の額に算入させる金額。法人税を申告するにあたって、課税所得金額を算出する際に使用する。決算によって出された企業会計上の利益は企業の財政状態や経営成績を反映するものであり、租税負担の公平さを目的としている課税所得金額とは異なった金額になる。
益金算入は課税所得金額を算出する際、利益に加算されるもののひとつ。例として会社更生計画に従って行う評価換えによる評価益、特定外国子会社などの留保金額などが挙げられる。他に利益から加算するものとしては損金不算入があり、減算されるものに益金不算入と損金算入がある。