政府備蓄米 ( せいふびちくまい )とは?
政府備蓄米とは、気象条件などにより米の収穫高に大きな偏りができることに備えて、政府が購入、保管をする米のこと。食糧法による規定があり、農林水産省が実施している。温度15度、湿度75%の倉庫の中で備蓄され、害虫やかびの繁殖を防ぎながら鮮度が保たれている。
1993年に米の大凶作が起き、供給される米の量が足りなくなったことから、1995年より備蓄米の制度が整えられた。備蓄水準は150万トンを基本にプラスマイナス50トンの幅で運用されている。
備蓄米は品質を保持するために、備蓄米の翌年の米が生産、出荷された後に販売され、新しい備蓄米と交換している。備蓄米が半分以上入った形で販売されており、「たくわえくん」という名称が付され、全国の協力販売店で販売されている。