想定為替レート ( そうていかわせレート )とは？

想定為替レートとは、企業が収益の見通しや事業計画を決定する際に、あらかじめ決めておく為替レートのこと。海外で事業を行っている日本企業の場合、この想定為替レートより円安となれば為替差益が生じる。一方で円高となれば、為替差損が生じる。

例えば、想定為替レートを1ドル100円としたある企業が、海外で10万ドルの利益を得たとする。為替が想定通りに推移した場合、その企業の円換算した利益は1,000万円となる。しかし仮に円安が進行して1ドル110円となった場合、円換算した利益は1,100万円となり収益が改善される。一方で、円高が進行して1ドル90円となった場合には、円換算した利益が900万円となり収益は悪化する。ちなみに、この想定為替レートは事業年度中でも見直されることがある。

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