導入教育 ( どうにゅうきょういく )とは?

導入教育とは、自主的な学習が求められる大学生活に、適応させることが主目的の総合的教育プログラムのこと。

1970年代後半、アメリカの多くの高等教育機関で導入されたのが始まりで、学生の中退率抑制や、学生の"成功"に有効な教育プログラムであるとされている。

具体的には、学習スキルについて、リポートの作り方やノートの取り方、図書館の利用方法から、資料の収集方法、口頭発表技法など大学での学習に必要な基本的な作業について教える。また、健全な学生生活リズムの構築なども含まれる。

文部科学省の調査では、日本では2005年度に210校が、2008年度には全国の国公私立大742校のうち、8割にあたる570校が実施している。世界20カ国以上で取り組まれており、日本では2007年に初年次教育学会も設立され、初年次教育に関する調査・研究やその成果の還元などに取り組んでいる。

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