契約者貸付 ( けいやくしゃかしつけ )とは?

契約者貸付とは、積立型の生命保険において、契約者が解約返戻金の一定の範囲内でお金を借りられる制度のこと。解約返戻金を担保にした貸し付けとなり、借りられる金額は通常、解約返戻金の80 90%までとなっているが、契約内容や経過年数によって異なる。

契約者貸付を受けた場合でも、保障内容は変わらないほか、配当金も受け取ることが可能。ただし、あくまで貸し付けであり、貸付金には所定の利息複利で加わり、返済しなければ金額が膨らんでいく。また、貸付金が未返済のまま、満期や死亡により保険金が支払われる場合には、保険金から貸付金と利息が差し引かれる。さらに、もしも貸付金と利息の合計額が解約返戻金を超えた場合には、一部の返済を行わないと保険が失効してしまう可能性がある。

契約者貸付は、カードローンなどと比べると一般的に利率が低いことがメリットだが、予定利率が高い保険契約の場合、契約者貸付の利率も高くなっている。

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