利上げ観測 ( りあげかんそく )とは?

利上げ観測とは、政策金利が引き上げられる可能性が高いと見る予測のこと。投資家やアナリストといった市場関係者による予測のことを指すが、誰かが予測を発表するわけではなく、市場の傾向から読み取られる予測となっている。利上げの予測が広がることを「利下げ観測が強まる(高まる)」という。反対に、予測が少なくなることを「利上げ観測が後退する」という。

実際に利上げが行われなくても、利上げ観測が強まるだけで、為替や株価に影響を与えることがある。例えば、物価の上昇などインフレの兆候が見られる場合は、景気の過熱を抑えるために利上げが行われる可能性が高くなり、利上げ観測が強まる。その結果として、通貨が高くなったり、株価が下がったりするとされる。

関連用語

索引