リハビリ出勤 ( リハビリしゅっきん )とは?

リハビリ出勤とは、うつ病などによって休職していた労働者が、本格的な職場復帰に向けて、試験的に一定期間の出勤を行うこと。心身を慣らすための期間を置くことで、いきなり元の業務に復帰するよりも、結果的に職場復帰率が高くなるとされる。

リハビリ出勤には明確な定義がなく、休職扱いのまま出社し、読書や自習など業務以外のことを行う場合や、就業時間を短縮して通常の業務に従事する場合などがあり、会社ごとに異なる。なお、休職扱いのまま出社する場合は、業務には従事しないため賃金は発生せず、労災や通勤災害の補償の対象にもならない。

会社がリハビリ出勤制度を導入する際は、その出社を人事労務管理上どのように扱うかなどのルールを定める必要があるほか、実施にあたっては、賃金の有無や額、期間や時間帯などについて、労働者本人と合意書を作成しておくのが望ましい。

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