パー ( )とは？
パーとは、債券の価格が額面と同じである場合のこと。額面未満の場合(額面金額より低い価格で取引される場合)をアンダーパー、額面より高い場合(額面金額より高い価格で取引される場合)をオーバーパーという。債券の発行方法には3通りあり、パー発行とは債券を額面価格と同じ価格で発行すること。額面発行ともいわれ、市場が進んで表面利率と同一の市場金利である利回りで債券を受け入れようとする時に使われる。また、債券の発行価格が額面価格よりも下回った価格で発行されるアンダーパー発行は割引発行ともいわれ、市場利回りが表面利率を上回るときに使われる。債券の発行価格が額面価格よりも上回った価格で発行されるオーバーパー発行は、打歩発行ともいわれ、市場利回りが表面利率を下回るときに使われる。アンダーパーもしくはオーバーパーで買っても償還は額面で、その場合、それぞれの差額を償還差益または償還差損という。