バッドバンク ( )とは?

バッドバンクとは、金融機関の不良資産を買い取る機関のこと。

住宅ローン証券化商品等の価値のなくなった証券類を買い取る機関がないために、不良資産の価格が決まらず、それがどの程度不良資産化したかを確定することが困難なため、不良資産を貸借対照表から切り離してしまうという考えのもと設置される。

1980年代後半、アメリカの大手銀行メロンバンクが経営危機に陥った際、当時のカウェット会長が設立したバッドバンクに不良資産を引き取らせて、銀行の財務諸表を改善し、通常業務に注力することで収益を好転させ、優良銀行へ変えたという事例がある。

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