ノックダウン生産 ( ノックダウンせいさん )とは?

ノックダウン生産とは、製品の主要部品を日本から輸出して、現地で組み立て、生産を行う方式のこと。特に自動車業界において盛んに、この生産方式が採用されている。

組み立てを行う現地において、高度な技術を要する部品の生産や調達が困難な場合や、現地での市場規模が小さく、工場の新規建設に必要な販売規模の確保が難しい場合などに有効といえる。

メリットとしては一貫生産を行わないため、初期投資が比較的少なく済むことがある。しかし一方で、主要部品を輸出することによる、輸送費などのコスト増加というデメリットもある。また、輸入国が完成品に対する輸入関税を高く設定して、国策として工場誘致を行うこともある。

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