デスバレー ( )とは?
デスバレーとは、最先端の優れた研究開発成果や技術があるにも関わらず、事業化や製品化に失敗する現象、あるいはその要因となる事象のこと。研究開発過程での資金難や、人材、組織構造などがデスバレーの要因となる。
従来の定義では、国などの支援が期待できる「基礎的な研究段階」と、民間からの資金を得やすい「事業化、製品化段階」の中間に位置する「開発段階」において、資金が容易に得られずに頓挫することが多かったため、このような事象をデスバレー(死の谷)と呼んでいた。
しかし現在では、そのような事象のみに限定せず、経営者による技術への理解不足や不明確なビジョン、組織内部での軋轢なども含めて、優れた技術が事業化、製品化することを妨げる要因全般を意味している。
日本の企業は技術が先行した製品開発が多いため、デスバレーの克服は重要な課題となっている。
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