チェックトランケーション ( )とは?

チェックトランケーションとは、小切手の支払処理をより迅速かつ能率的に行うため、電子送信が可能なデジタル画像小切手の管理システムのこと。手形交換業務を電子化し、手形・小切手現物の交換を省略することができる。手形交換所とは別に電子手形交換所が必要である。

銀行から口座の取引明細書を受領する際に、使用済み小切手の代わりに1件につき1枚の紙面というかたちを取ったデジタル画像小切手が送られてくることがあり、画像の横には「お客様の小切手の法的に有効な写しです」と記載されている。このデジタル画像小切手を保管すると、現物の小切手を破棄する銀行がほとんどである。

チェックトランケーションのメリットとして、事務負担の軽減や災害対策、決済リスク管理や顧客サービスの向上が挙げられている。日本でも全国銀行協会において検討されていたが、費用対効果や合理化効果などの面で問題が見られたため、検討は凍結されている。

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