エンプロイアビリティ ( )とは?

エンプロイアビリティとは、「企業から雇用され得る能力」、あるいは「雇用されるにふさわしい能力」のこと。一般的にはエンプロイアビリティが高いと転職や再就職の際に、労働市場において自身の労働力を高く売れる。ただし、より広い概念では勤務中の企業で継続的に雇用され得る能力も含まれる。そのため「労働市場における労働者としての価値」とも言える。

1980年代以降の米国で、企業が労働者の長期雇用を保障できなくなり、雇用の流動性が高まった社会情勢を背景として登場した概念である。企業は長期雇用を保障する代わりに、他社でも通用する就業能力を高める機会を提供すべきであるとされている。

日本においても雇用情勢の悪化や、終身雇用制度の崩壊などに見られる雇用環境の変化

を背景として、1990年代後半からに脚光を浴びるようになった。

ちなみに、エンプロイメンタビリティは「企業の雇用する能力」を意味する。この能力が高い企業では、優秀な人材が定着するとされる。

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